アフリカ一ヶ月 - ナミビア: 砂漠の中の小さなオアシス、セスリム・キャニオンへ。

日中は砂漠の近辺もキャンプ場もとても暑いので、ちょっと気温の低いセスリム・キャニオンに涼みに行く事になった。ナミブ砂漠はほとんど雨が降らないので普段は川が乾いた状態になっているけれど、ごくたまに大雨が降ってその時だけは水が溢れていっぱいになるのだそうだ。セスリム・キャニオンは大雨の激流で地面が削れて出来た渓谷という事だった。

 

マーティンさんに続いて川の流れに沿って下に降りていくと、細く切り立った渓谷の中に静かなオアシスが残されている。まる冒険映画に出てくる様な空間だった。

 

 

他の４人が川沿いに泳いで探検に行っている間、時差ボケを直そうと千晴さんと渓谷の中で昼寝をする。岩の上に寝転がると、上の方にぽっかりと青い空が見えて、岩の中に住む鳩の鳴き声だけが聞こえる。自然の癒しの空間につつまれて、かなり熟睡する事ができた。

 

 

 夕方キャンプ場に戻ると、この日はキャンプ場でゆっくりとサンセットをながめる事ができた。アフリカの太陽は空気が濁っている時程大きく見えて美しいのだそうだ。この日は適当に雲も出ていたので、念願のまん丸で大きな太陽を見る事が出来た。アフリカは何もかもが雄大で美しい。思い切って長期で旅行する事にして良かったなと思った。