2005年3月21日月曜日

アフリカ一ヶ月 - ヨハネスブルグ: SOWETOを去る朝。

翌朝の飛行機は早かったので、慌しくビッグママの家を去る事になった。朝食を食べながら別れを惜しみ、お別れの挨拶をする。短い間だったのに、ビッグママが「また来てね」と泣いてしまったので、私もホロリと来てしまった。SOWETOの人たちはとても情が深い。今回はヨハネスのトランジットついでに短期間で来てしまったけれど、皆と一緒に過ごしたり、町や施設を見たり、もっと経験すべき事はたくさんあったんだろうなと思った。



ビッグママの家を去ると、再びSOWETOの町をドライブしつつ空港へと向う。貧困家庭に政府が無料や安価で提供しているというRDPハウス(RDP=Re-development Plan=復興開発計画)、SOWETOに隣接・近接した地域にある混血の人が住むカラード・タウンシップ、インド系の方が住むインディアン・タウンシップ...と、いろいろな場所がある。アパルトヘイトが撤廃されても、SOWETOから旧白人居住区の豊かな暮らしにステップアップできるのはまだごく一握りの人たちだけなのだという。






短い滞在期間だったけれど、SOWETOでのホームステイは、私の旅の中で、人生の中で、最も衝撃的な経験の一つになった。SOWETOの人たちの抱える問題に比べたら、日本人の悩みなんて本当にちっぽけなもんだなあ。もっと一日一日を楽しく、強く生きなければ駄目だなと思い知らされる体験だった。



 
 
※旅の終わりに再度ヨハネスブルグに戻ってバックパッカー宿にトランジット滞在しました。こちらにて、記録を紹介しています。


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